OpenShift 3 Online がリリース

OpenShift Online が v3 に対応し、無償で OpenShift の最新版が使えるようになりました。ということで、今回はエントリ方法を紹介します。

OpenShift Onlineとは

OpenShift Onlineは、Red Hat が管理運用している Public な OpenShift Container Platform の環境です。Free Plan も用意されているので、OpenShift を開発者として利用したい場合には非常に便利です。

利用プラン

まずは、Free Planがリリースされました。 Free Plan では、Project(Kubernetes の Namespace を拡張した概念)を一つ作成することができます。Web App, DB, Jenkins を使ったCI/CDを試すには十分でしょう。今後、有償プランもリリースされていく予定です。

使えるアプリケーション

アプリケーションの実行環境を選択するテンプレートがカテゴリ別に用意されています。テンプレートでは、プログラミング言語の単体の実行環境や、Data Store と連携させるテンプレートなどが提供されています。

プログラミング言語

Java
OpenJDK1.8、Red Hatエンタープライズ向けに提供しているTomcat 7/8 であるRed Hat JBoss Web Server、Red Hat JBoss EAP のアップストリーム版である WildFly
Java Script
Node.jsの実行環境と、Node.js + MongoDB の実行環境
.NET
.NET Core 1.1
Perl
Perl5の実行環境と、Dancer サンプルアプリケーション + MySQL の実行環境
PHP
PHP7の実行環境と、CakePHPサンプルアプリケーション + MySQLの実行環境、Laravel サンプルアプリケーション + MySQL の実行環境
Python
Python3.5の実行環境と、Djangoサンプルアプリケーション + PostgreSQLの実行環境
Ruby
Ruby2.3の実行環境と、Railsサンプルアプリケーション+ PostgreSQLの実行環境

テクノロジ

CI/CD
Jenkins2.0の実行環境
Data Store
MariaDB、MongoDB、MySQLPostgreSQL、Redisの実行環境

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ユーザ認証

ユーザ認証は、Red Hat Customer Portal のアカウントの他に、Github.com、JBoss Developerといった開発者系のWebアカウントのほか TwitterFacebookなどのSNSでの認証も可能になっています。

使ってみよう

パート1 エントリ

(1)OpenShift OnlineのURLにアクセス

https://www.openshift.com/にアクセスし、画面右上部のSIGN UP FOR FREEをクリックします。

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(2)ログイン画面からサインアップ

画面中央のLOGIN WITH RED HATをクリックしサインアップ画面に遷移します。

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(3)認証方式を選択します

Red Hatのカスタマーポータルのアカウントでログインする場合

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フィールド名 説明
Email address or other Red Hat Login ID Red Hatのカスタマポータルで利用しているE-Mailアドレス
Password パスワード

SNSのアカウントなどで認証を行う場合は、画面を下にスクロールし連携させたい外部のサービスを選択します。

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ここからプラン選択のウィザードでプランを選択していきます。

(4)プラン選択

FREE プランなので、画面下部のFREEボタンをクリックします。

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(5)リージョン選択

ここも選択肢がないので、画面下部のUS East (Virginia)ボタンをクリックします。

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(6)プランの確認

選択したプランの内容を確認し、画面下部のConfirm subscriptionボタンをクリックします。

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アカウントプロビジョニング中の画面が表示されます。

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少し待ってからリロードし、Open Web Consoleボタンをクリックして、OpenShift OnlineのWebコンソール画面に遷移します。

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